PHPを使ってS3にファイルをアップロードし、公開（パブリックアクセス可能）にする方法

PHPを使ってS3にファイルをアップロードし、公開（パブリックアクセス可能）にする方法を紹介します。
AWSSDK for PHPを使用する方法が一般的です。

事前準備

1. AWSSDK for PHPをインストールsh composer require aws/aws-sdk-php
2. IAMユーザーの作成 & 設定
   • AWSマネジメントコンソールで IAM ユーザーを作成
   • AmazonS3FullAccessまたは適切なポリシーを付与
   • アクセスキーID & シークレットアクセスキーを取得

S3にアップロードし、パブリックアクセスを設定

1. PHPスクリプト

<?phprequire'vendor/autoload.php';

use Aws\S3\S3Client;
use Aws\Exception\AwsException;

// AWS認証情報$bucketName='your-bucket-name';
$region='us-east-1'; // 適切なリージョンを指定$accessKey='YOUR_ACCESS_KEY';
$secretKey='YOUR_SECRET_KEY';

// S3クライアントの作成$s3=new S3Client(['region'=>$region,
    'version'=>'latest',
    'credentials'=>['key'=>$accessKey,
        'secret'=>$secretKey,
    ],
]);

// アップロードするファイル$filePath='path/to/local/file.jpg';
$keyName='uploads/file.jpg'; // S3上のファイル名try{// S3にアップロード（公開アクセス付き）$result=$s3->putObject(['Bucket'=>$bucketName,
        'Key'=>$keyName,
        'SourceFile'=>$filePath,
        'ACL'=>'public-read', // 公開アクセス]);

    // アップロード成功時のURLを取得echo"File uploaded successfully. URL: ".$result['ObjectURL']."\n";

}catch(AwsException $e){echo"Upload failed: ".$e->getMessage()."\n";
}

ポイント

✅ ACL => 'public-read'を指定することで、自動的にパブリックアクセス可能なファイルとしてアップロードされる
✅ ObjectURLを取得して、アップロードしたファイルのURLを表示
✅ Keyで S3 上のフォルダ階層を設定できる（例：uploads/file.jpg）
✅ .envや AWS IAMロールを使って、アクセスキーや シークレットキーを環境変数化するのがセキュリティ的に推奨

アップロードしたファイルのURL

アップロードが成功すると、以下のようなURLでアクセス可能になります。

https://your-bucket-name.s3.amazonaws.com/uploads/file.jpg

または、リージョンが us-east-1以外の場合：

https://your-bucket-name.s3.your-region.amazonaws.com/uploads/file.jpg

セキュリティ対策

• バケットポリシーで s3:PutObjectを制限（特定のIAMユーザーのみに許可）
• CloudFront を経由してアクセス（S3を直接公開せず、安全にファイルを配信）
• アクセスキーの管理（環境変数または .envに保存し、ソースコードに含めない）

これで、PHPからS3にファイルをアップロードし、公開する方法が実装できます！ 🎉